コンセプト

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コンセプト

ライスファーム アグリズムは、米作りを専門とする農家です。

○八ヶ岳からの雪解け水が浸透し湧き出る水の豊富な長野県佐久穂町で、稲作を主にする専業農家です。
 農薬をできるだけ使用しないなど、小規模な農家だからこそできる丁寧な栽培を心がけています。豊かな自 然と、八ヶ岳山麓で37年かけて湧き出る水は、お米を一層美味しくしてくれます。

兜岩の湧水。佐久穂町と佐久市の10万人弱に供給される極めて上質の飲用水はこの近くを水源とする。兜岩の湧水は八千穂農水の水源で千曲川西側の田畑を潤し、飲用水と同様に上質の水が美味い農作物を育てる。北八ヶ岳の苔むす原生林と37年の時がもたらす恩恵。
(さくほ町民キッチンより)

○佐久穂町は典型的な中山間地域です。この地で10年、20年と耕作放棄されていた田を開墾再生てしお米の生 産をしています。
 H27年度の耕作面積は約12ha 田んぼの数は100枚以上に及びます。(世間的には耕作不利地)数が多い上 畔 の面積が大きく草刈りの管理は大変です。

舟久保圃場 (佐久穂町八郡地区)
21枚、2ha
当農場が放棄地再生のきっかけとなった棚田群

googleマップ

○10年前、ここは20年も荒らされ 木も生い茂る 地元の方でも山菜取りでしか入らないような林でした。
 でもどうでしょう?この景色。毎日、水見に通い 草刈りが毎日で大変でも私はこの景色に癒されます。

堤久保圃場 (佐久穂町八郡地区)
23枚、2.5ha


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○今年度は、新たに耕作放棄地を約2ha開墾しました。

十二枚田圃場 (佐久穂町松井地区)2ha
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 H28年度の耕作面積は14ha 東京ドーム約3個分となりました。

○綺麗ごとを言っていますがここまで順調に来たわけではありません。

 耕作放棄地の開墾を始めたころの役所の対応は「国はお米は作ってくれるな。って言ってるんだよ」でした 。(もちろん、いけないとは言いませんが。)

・この地域のためになっているのか?
・もしかしたら、余計なことをしているのではないか?

 ずっと悩みながらやってきました。
 昨年、散歩している おばあさんが私の方に近づいて来て尋ねました。

 「高見澤さんは八郡にきて何年になりますか?」
 「もう10年くらいになりますかね。」
 「よくがんばってやりますね。」

 たった、これだけの会話でしたが やっと地域の皆さんに認められたのかな?うれしくて涙が出ました。

 あれから10年、いまでは田んぼのある八郡区の会議に呼んで頂いたり、役所には水路用の資材を支給頂いた り協力いただいております。

○当たり前のことですが、私たちが放棄地の開墾、再生、維持するための原資はお米の販売利益です。

 「放棄地を再生して米作ってくるなんて、かっこいい!」
 「美しい棚田ですね。」
 「おいしい!」
 「こんなところで作られたお米が食べたい!」

 そういってお米を買って頂くお客様のおかげで維持ができ、理解者でもあるお客様が一人ずつ増えることで 新たな放棄地へのチャレンジにつながります。


良き理解者のみなさんがいる限り、私たちのチャレンジは続きます!